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漢方医学で有名な「異病同治」と「同病異治」の考え方について

コラム

2018/10/23 漢方医学で有名な「異病同治」と「同病異治」の考え方について

「異病同治」と「同病異治」
東洋医学で特徴的な考え方に「異病同治」と「同病異治」というものがあります。

以前『漢方治療の考え方「東洋医学」とは?』でもご説明した通り、西洋医学では、病名や病原菌、部位などによって処方される薬が決まるのが普通ですが、東洋医学では、同じ病名であっても処方される漢方薬が異なる場合があり(同病異治)、逆に病気が異なる場合でも同じ漢方薬が処方される場合もあります(異病同治)。西洋医学では病名が異なる場合であっても、漢方では同じ「証」に分類されるからです。

例えば、同病異治に関して風邪を例に挙げて考えてみましょう。

同じ風邪であっても、症状として頭痛や肩こりが中心の場合は葛根湯を処方しますが、体の関節まで痛む場合は麻黄湯、寒気が強い場合には麻黄附子細辛湯、喉の痛みが強い場合は駆風解毒湯を処方するなど、症状の現れ方によって処方する漢方が異なります。

異病同治の例では、葛根湯は通常、風邪のひき始めで肩こりや頭痛が強い場合に処方される漢方ですが、風邪の初期の下痢やむち打ち、偏頭痛の改善などにも処方されるということです。

 

 

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