漢方生薬の作用の分類「四気」と「五味」について

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漢方生薬の作用の分類「四気」と「五味」について

コラム

2018/11/27 漢方生薬の作用の分類「四気」と「五味」について

漢方薬の効果を理解するためには、その漢方薬を構成している生薬一つひとつの作用を理解することが必要です。

とはいえ、それぞれの生薬について全てを理解する必要はありません。生薬の作用は確かに様々ですが、それを分類する方法として、まずは「四気」や「五味」を理解しておきましょう。

「四気」は身体を温めるか、冷やすか

四気は「身体を温めるのか、冷やすのか」という観点で生薬を分類する方法で

  • 寒性
  • 涼性
  • 平性
  • 温性
  • 熱性

寒性や涼性の生薬は、身体を冷やす作用をもち、解熱鎮痛作用があります。涼性と寒性の違いは冷やす力の強さで、涼性よりもさらに身体を冷やす性質が強いものを寒性といいます。

逆に音声や熱性の生薬は身体を温める作用を持ち、冷え性を改善したり、気を増やして身体全体を活性化させます。温性と熱性の違いも、温性より身体を温める作用が強いものが熱性となります。

「五味」は生薬の味

五味とは、生薬の味とその作用に一定の関連性があるので、生薬の味で分類する方法です。

  • 酸(酸っぱい)
  • 苦(苦い)
  • 甘(甘い)
  • 辛(辛い)
  • 鹹(しょっぱい)

という5つに分類されていて、酸は肝、苦は心、甘は脾、辛は肺、鹹は腎に作用する薬であると考えられています。

以前、植物の味の成分はファイトケミカルスだ、ということをお話ししましたが、漢方薬の生薬は植物が多いので、五味と関係があるのかもしれませんね。

 

 

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