漢方薬の飲み方や飲むタイミング

漢方薬の効果をより高めるために、飲み方や飲むタイミングに気を遣うと良いでしょう。

エキス剤は液体にしてから服用する

漢方薬のエキス剤には顆粒状のものが多く、外出先などでも手軽に服用しやすいのが特徴です。

ただしそのまま飲めば良いというのではなく、お湯に溶かしてよく混ぜ、煎じた時の状態に戻してから飲むと、胃に負担がかかりにくくより効果的でしょう。

煎じ薬の飲み方

煎じ薬の場合、１日分の分量の生薬を水に浸し、火にかけて煎じます。そうして煎じて出来上がったものを、その日のうちに３回に分けて飲みます。

１日分を作ったあとは、密閉された容器に入れて、冷蔵庫に保管します。飲むときには、冷蔵庫から取り出した冷えた状態のものではなく、人肌程度に温めてから飲むようにしましょう。

煎じ薬の煎じ方についてはこちらをご覧ください。

漢方薬を飲むタイミング

漢方薬を飲むタイミングについては、漢方薬の吸収を良くするために、食間の空腹時に飲むのが一般的です。

必ずしもそう決まっている訳ではありませんので、症状や生活スタイルに応じて調整していただいても構いません。

エキス剤と煎じ薬ではどう違う？

煎じ薬は外出が多い人にはなかなか面倒で、つい敬遠してしまいがちですが、かなりの効果が期待できます。経験的にもやはり煎じたての新鮮な漢方薬の効き目は確かなものがあります。一方、エキス剤は煎じる手間がない上に、外出先でも手軽に服用できるところが最大のメリットですので、一人暮らしの社会人にはとても便利で扱いやすいのですが、効能は煎じ薬の方がはるかに高いと言われています。

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