漢方薬の効果をさらに引き出すためにできること【前編】

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漢方薬の効果をさらに引き出すためにできること【前編】

コラム

2018/10/31 漢方薬の効果をさらに引き出すためにできること【前編】

ひとくちに東洋医学と言っても、その療法は様々で、漢方薬もその中の1つであることはご存知かと思いますが、中でも漢方薬の効果をさらに高めてくれる養生法がありますので、そちらも併せてお教えします。

漢方薬の効果をより高めるための養生法

漢方薬は新陳代謝を良くして体質を改善して、自分のもつ免疫や自然治癒力を駆使して病気を改善するものだと、このサイトを通してお伝えしてきました。

とはいえ、漢方薬をいくら飲んでも、生活習慣が乱れているとその効果が出にくくなってしまいます。生活習慣に気を配って病気を防ごうとすることを「養生」といいますが、漢方薬を使った治療を成功させるには、常日頃から適切な養生法を行うことが重要です。

養生法の中でも基本的なものをいくつかピックアップして見ていきましょう。

睡眠

睡眠は、体を休め、細胞を修復してエネルギーを蓄えるために必要不可欠です。個人差はもちろんありますが、一般的には1日7時間ほど睡眠をとることが推奨されています。

また、病気によっては、睡眠の時間帯が重要な場合もあります。例えば0〜2時ごろは、のぼせが強くなる時間帯ですので、高血圧やアトピーでお悩みの方がこの時間帯に起きていると、症状が悪化してしまうおそれもあります。

足湯

寝付きの悪い方や眠りが浅い方は、足が冷えているか頭がのぼせていることが多いため、就寝する少し前に足湯をすることをおすすめします。

また、足は体の中で最も心臓から遠い部分ですので温まりにくく、老廃物も溜まりやすいためむくみが起こりやすい部位でもあります。それらを改善するためにも、足湯はとてもおすすめなのです。

足湯のやり方

  1. バケツに40〜45度くらいの少し熱めのお湯をバケツに入れます(ひざ下5cmくらいのところまで)
  2. お湯につける部分だけズボンをめくり、お湯につける
  3. 最初は熱いので、足を出したり入れたりしながら、慣れてきたら徐々に長い時間つけてみる
  4. お湯につけた部分が赤くなり、体全体が温まってきたところで終了

たったこれだけで体が温まり、良く眠れるようになるかと思います。ぜひお試しください。

入浴

入浴に関しては、水道水を沸かすだけでなく、艾葉(がいよう)、川芎(せんきゅう)、当帰(とうき)などの生薬を入れた薬湯の方が、体を芯まで温める効果が高くなりおすすめです。

しかし、こちらも病気によって考え方は異なり、例えば高血圧や心臓病の場合、あまり熱いお湯に浸かりすぎると症状を悪化させる原因になってしまいますので、そういった場合はぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにすると良いでしょう。

まとめ

漢方薬の効果をより高めるためには、意外と日常生活でも改善の余地がある、ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

今回は養生法の中でも睡眠、足湯、入浴についてお話ししましたが、次回はまた別の養生法について見ていきましょう。

 

 

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