漢方で美魔女に！？紫根がもつ美容効果に注目。紫根化粧水の作り方、紫根の入手方法は？

最近、漢方薬としてよく利用される紫根という生薬が、美容効果が高いということで話題になっています。

漢方生薬「紫根」とは

紫根とは「ムラサキ」と呼ばれる植物の根を原材料として作られる漢方生薬のことで、その色の鮮やかさから、奈良時代ごろには紫色染料として用いられ、江戸時代には江戸紫として観賞用に栽培されていました。

また、紫根の薬理作用に注目されるようになると「紫雲膏」という外用薬が作られ、漢方の世界でも有名な生薬として認知されています。

美容効果抜群の紫根

漢方薬として利用されるにとどまらず、最近では美容に良いとされて紫根エキスが配合された化粧品が開発されるなど、さらに注目を集めています。

「紫根エキス」「紫根化粧水」などと呼ばれ、シミやそばかす、にきびなどの改善に良いとされていて、美肌を維持するためにもぜひ利用していただくと良いかと思います。

当薬局でも漢方生薬として取り扱っておりますが、今回は漢方薬というよりも美容に特化してお話しさせていただきます。

紫根化粧水ってなに？

かなり前の話ですが、当時人気だったバラエティ番組『魔女たちの22時』で紹介されたことがあり、それ以来、紫根を利用した化粧品が注目を浴びるようになりました。

実際に紫根には、抗炎症作用をもつシコニンや組織修復賦活作用をももつアラントインなど、アンチエイジング効果の高い成分が含まれていることがわかっているため、高級化粧品でもよく利用されています。そして紫根に含まれる成分を配合した化粧水も、各化粧品会社から販売されていますよね。

ただし、中には「紫根エキス配合」という謳い文句で販売しているにもかかわらず、ごくわずかしか配合されていなかったり、余計な添加物が入っていて、あまり肌によくなかったり・・・せっかくの紫根の効果を最大限発揮できるものはほとんどないでしょう。

特に化粧品は、イメージアップのために容器包材や広告宣伝にお金をかけたり、在庫処分にお金をかけたりと、本来の品質とは関係のない経費が原価を圧迫しているため、高いお金を払った割に期待した効果が得られないことも多々あります。

漢方生薬を取り寄せて、格安で紫根化粧水を自作するのがベター

せっかく高いお金を払って、どれくらい紫根エキスが含まれているかわからない化粧品を買うくらいなら、いっそ漢方生薬を販売している業者から紫根を取り寄せて、紫根化粧水を自分で作ってしまうのが良いでしょう。

ご自身で作るということは、作る際の工程が全て自分の目で確認できるということですから、どのような作られ方で、他にどんな成分が含まれているかわからない市販の紫根化粧水を買うよりも安心できるかと思います。

「化粧品を作るなんて難しそう・・・」と思われるかもしれませんが、意外とカンタンに作ることができますので、今回は紫根化粧水の作り方や、作る際の注意点をお教えします。

紫根化粧水の作り方

それでは実際に紫根化粧水を作ってみましょう！ということで、準備するべきものはたったの４つです。

必要なもの

• 紫根10g
• コップ１杯の水(200ml)
• ステンレス製の鍋
• 保存するための容器

漢方生薬の紫根に関しては当薬局でも販売していますので、こちらからすぐに注文することができます！体に直接触れて、皮膚の健康に関わるものですから、できるだけ信頼できる業者から直接購入することをお勧めします。

作り方

紫根化粧水を作るのは、料理するよりカンタンです。

1. ステンレス製の鍋に水を200ml、紫根10gを入れて、弱火で10〜15分ほど煮込みましょう。
2. ざるなどで紫根を取り除き、紫根化粧水の完成です！

出来上がった化粧水は、保存料や防腐剤を使っていないので菌が繁殖したり腐ったりしやすくなっています。必ず冷蔵庫に入れて保管しましょう。目安としては30〜45日以内に使い切るのが良いと思います。

紫根のお風呂に浸かるのもおすすめ

当薬局は漢方薬全般に取り扱っているため、もちろん多くの方が紫根を購入されるのですが、中には紫根をお風呂に入れて「紫根風呂」に使っていらっしゃる方が非常に多くいらっしゃいます。

紫根風呂の作り方はごく簡単で、紫根化粧水に利用した「使いさしの紫根」をそのままネットに入れてお風呂に放り込むだけ！ただしそれだと紫根の量が少ないと思いますので、お好みでネットの中に紫根を追加しましょう。

美容成分を豊富に含んでいる紫根エキスを、化粧水として顔に使うだけではなく、身体全体に使ってみるのが非常におすすめです！

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