漢方煎じ薬で咳、気管支喘息、気管支炎を改善【神秘湯】

神秘等は薬局製剤の漢方薬の中で、痰が少ない咳や喘息、気管支炎の方によく用いられる処方です。保険診療の患者さんが持参される処方箋にもよく見られる漢方煎じ薬です。

神秘湯ってどんな漢方薬？

神秘湯は、体力が中ぐらいで、痰が少ない空咳が続くとき、息苦しさを感じる時、咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎などに向く薬です。
「ソヨウ」は正式には「シソヨウ」といい、漢字では「紫蘇葉」と書きます。つまり、シソの葉っぱが入っていて、解熱、鎮咳（ちんがい）、鎮静、鎮痛などに効果があるとされています。

漢方薬でアロマ効果！？

神秘湯の漢方煎じ薬を手にとってもらえればわかるのですが、まずシソの良い香りが漂います！煎じ始めると、お部屋にシソの香りが・・・

実はシソの精油はアロマでも使われており、やはり去痰作用や鎮咳作用に良いとされてるのです。

さすがに煎じ薬は美味しいとは言えませんが笑 煎じ薬の中では比較的苦味は少ない方です。

具体的な生薬の組み合わせは以下の通りです。

この漢方煎じ薬は、気管支の症状の改善に非常によく利用されます。

神秘湯をおすすめする理由

咳や気管支喘息がひどい時、特に息苦しさがひどい時には、止むを得ず咳止めや気管支拡張剤を服用することがあります。

これらの薬は、一時的に咳を止め、気管支を拡張し、快楽をもたらしてはくれますが根本治療をしているわけではありませんし、また長期に服用することによる副作用がきになるところ。

神秘湯は、こういった気管支の慢性的な炎症を、生薬の力であるファイトケミカル（植物化学物質）をもって改善し、からだ全体の根本的な治療に導くという考え方のもとに処方されています。煎じたての漢方煎じ薬をグッと飲めば、すぐに気管支炎の症状が緩和される方もいらっしゃいます。ぜひ一度お試しください。

神秘湯の煎じ方・服用方法

粉末タイプの漢方は持ち運びに便利で手軽に飲むことができるのが良いですが、より確実な効果を求めるためにも、やはり煎じたての漢方煎じ薬を摂取することをおすすめしています。

小青竜湯に限らず漢方煎じ薬は全て、そのままでは服用できず、煎じて飲む必要がありますので、漢方の煎じ方や服用方法に関する説明をよくご覧になってから服用するようにしてください。

まとめ

漢方煎じ薬に利用されている植物のもつ匂い、味、色などはファイトケミカル（植物化学物質）によるものだとされています。とすれば、漢方煎じ薬の苦味はまさに、このファイトケミカルそのものだと考えられます。

昔から「良薬口に苦し」と言われてきましたが、これを何千年も前から直感的に見抜いていた中国人には脱帽ですね！

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